小麦の収穫祭で感じたこと

パンのこと

先日、
天理市の農園「モンポタジェ」さんで行われた
小麦の収穫祭に参加しました。

昨年11月「小麦を蒔く会」で蒔いた小麦が
大きく育って黄金色に。

今回は、コンバインが入れないところなどを
他の参加者の皆さん(パン屋さんやお菓子屋さんなど)と
一緒に手刈りしました。

小麦を蒔いて収穫するという流れを
モンポタジェさんに関わる皆さんと一緒に
体験させてもらえることは
とてもありがたいなと感じます。

モンポタジェの松本さんは、
いろいろな方法で小麦を栽培されています。

今回、松本さんのお話を聞きながら感じたのは
「なんて時間がかかるチャレンジなんだろう」
ということ。

昨年のチャレンジの結果は
蒔いて7ヶ月たった今、ようやくわかる。
秋に蒔いて冬を越え、春を過ぎてようやく今。
そして今年の結果をふまえて、来年どうするか決めていく。

すぐに結果を求めたがる私には
到底想像できない時間の流れです。

例えば、パン作りの場合
もし「水分量が多かったな」と感じた場合、
次作るときに減らせばいい。
すぐに次のチャンレンジができる。
結果もすぐ出る。

でも、小麦作りはそれができない。

毎年毎年、
試行錯誤を重ねていらっしゃる松本さん。
頭が下がります。

そして、松本さんだけでなく、
全国の農家さんも、
すぐに結果の出ない
たくさんの試行錯誤を繰り返していらっしゃるんだろうなあと思います。

松本さんの作る小麦を使って
早く薪窯でパンを作れるように、
今日もこれから基礎作り、がんばります。

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