図書館みたいなパン屋さん

パンのこと

昨日は和歌山県橋本市の薪窯パン屋「STONES BAKERY」さんへ。
薪窯作りの先輩である店主の山口さんに、レンガのカッターを借りるのと薪窯を見学させてもらうためです。

ちょうど、STONES BAKERYさん主催の「Neighbors charity for 能登」というイベントが開催されていて多くの方で賑わっていました。
パン屋さんに同じ思いを持ったローカルなつながりの仲間が集まって、そこにまた人が集まる。集まることでまたつながりが強くなる。これからの地域のあり方、というとちょっと堅苦しい表現なのですが、こんなつながりがこれからはますます大切なんだろうなあと思いました。

お客様が少なくなったタイミングで、ドリアンパン学校同期の二人と一緒に薪窯を見学させていただきました。
薪窯にとって重要な「断熱」のこと、断熱だけじゃなく「遮熱」も大切であることなど、窯作り真っ只中の私にとってありがたすぎる知識をたくさん教えていただきました。
お忙しい日に、ありがとうございました。

そして、今回どうしても書きたかったことがあるのです!
それが「店内の和室の居心地が良すぎて最高です」ということです(写真撮ってないけど涙)。

お店のインスタを拝見して、店内に和室があることは知っていたのですが、一歩入ってびっくり! そこには、何百冊という本がまるで小さな図書館のように並んでいたのです。環境や自然や身体や心の本などなど「あ〜、あれ読みたかった〜!」のオンパレード。

好きな場所ベスト3のうち2つが「パン屋」と「図書館」の私にとっては、本当にもう夢のような空間。薪窯で焼いたパンを食べて、本も読めるなんて……。コーヒーもお店で買って飲めるそうです。近くに住んでいたら毎週行きます、そして長居してしまいそうです。

お店が「パンを作って売る」という場所を越えて、お客さんがちょっとくつろいだり、人と人がつながる場所にもなっている。チャリティイベントも店内の和室も、同じあたたかさを感じました。それは結局、店主山口さんから始まる「人を思う心なのかな」と思ったり。

私もそんな空間を作ろう。

先日チャリティイベントのお手伝いをした奈良市のエアダールさんも、今回お伺いしたSTONES BAKERYさんも、尊敬するかっこよすぎるパン職人さんです。そんな方々とパン屋未経験の私がつながれていること、とてもありがたいです。そのつながりを作ってくださった、天理の農家「モンポタジェファーム」の松本さんに感謝です。

今日は立春ですね。

今日からまた気持ち新たに窯作り、パン焼きに向き合っていこうと思います。

山口さん、奥様、お忙しい中ありがとうございました!