この間、ふと思い出した夏の思い出。
小学生の頃。
町内の「子供会」の行事で
夏には肝試しが行われた。
8月のお盆の頃だったか、
夜が近づくと、
町の子供が山の麓にある神社に集合する。
岐阜の(ド)田舎の町。
肝試しの会場は神社。
神社が肝試しの会場になるなんて
不謹慎な気もするけど
それだけ大らかな良い時代だったんだな。
2、3人でスタートして、
神社の境内をぐるりと回って
確か、御札かなにかを取ってきたのだったか。
はっきり覚えてないけど、
むちゃくちゃ怖くて
でも、
むちゃくちゃワクワクしたのを今でも覚えている。
終わったら、
駄菓子のセットをもらって、また歩いて帰る。
今でも覚えているのは、
肝試しのコースの山道が一部ポワ〜っと光っていて
後から、
「あれは、用意した照明でなかった」
と聞いたこと。
ゾーッ。
中学生や大人が肝試しの準備をしてくれて
誰かがお化け役になって
小学生が本気で怖がる。
なんて粋なイベントだったんだろう。
今でもやってるのかな。
家族以外のたくさんの大人の愛情をもらって
私たちは大きくなったんだなあと、
大人になってから気づきました。
私は子どもはいないけど、
私がもらった分
何か、近くの、いや遠くでも
子どもたちに返せることはないかな、
と、考えています。
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