「昨日はすみませんでした」。
会社の休憩室でお昼ごはんを食べていたら、後輩の男の子が謝ってきた。
話は前日の昼休憩に遡る。
そのときもその彼と一緒で、彼から仕事のしんどさをたくさん聞いたのだった。
中には「それはちょっと言い過ぎでは……」と思うこともあったので、「それは〜だと思うよ」と私なりの考えを伝えたりしていた。
ということがあっての今日。
「話し出したら止まらなくなって、すみませんでした……」という彼。
そんな彼を見ながら、私は心底「この人すごいな〜」と思っていた。自分が悪いと思って謝るその素直さ、しかも翌日に。
そして、それを正直に彼に伝えた。「いや、話は出せるときに出したほうがいいし、それより、自分が悪かったと思ってそれを謝るのがすごいと思う」。
彼は「そうですかね〜」と笑っていた。
「素直」であることの大切さはわかっているつもりでも、なかなか実践するのが難しい。
今回、素直さを受け取った側としての気付きは、「素直さ、正直さが見えると相手への信頼がより増す」ということだった。
仕事をきちっとやることも信頼につながるけど、何かやらかしてしまった後にいかに素直に正直になるか。以前ブログ「私にとっての師匠」に書いた仕事の師匠 Fさんに教わったことも、そういうことだと思う。
今回のことがあって、「彼とこれからもいろんな仕事をしたいな〜」と思った。そして、彼が困っているときはいつでも助けになりたい。
わたしは、素直に謝ったりできてるのかな、いやできていない。
パン屋云々の前に、一人の人間として素直であることがいかに大切か。身近な人が教えてくれた。
学ぶべきことがある師匠は、周りにもたくさんいるなー。
そう思った一日でした。
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