トトロで学ぶ古民家での過ごし方

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大人になってからジブリ映画を観ると
小さいときとは
また違った感想が生まれてきます。

久しぶりに「となりのトトロ」を観たら、
サツキやメイの住む
古い家の細部ばかりに目がいってしまいました。

ここ数年
ずっと古民家のリノベーションをしているからかなあ。

映画の中で、
夜、雨戸を開け放って
サツキとメイが寝るシーンがあります。

そこで「なるほど」と。

これから住む曽爾村の家は網戸がありません。
網戸がある家にしか住んだことがなかったので、
「あれ?網戸がなかったら、蚊が入って来たときどうするんだっけ?」
と思っていました。

そこで蚊帳の出番なんですね。

サツキとメイは
お父さんに蚊帳を張ってもらってその下で寝ていました。

雨戸を開けているので、
外からの風がそのまま入ってくる。
気持ちよさそう。

お父さんが蚊帳の上にある電気を消すシーンがあるのですが、
電気の下に三角形の入れ物があって、
そこにたくさん蚊?蛾?が溜まっています。

今の私たちが見たら、
ギョッとしてしまうくらい虫が溜まってるんですが、
お父さんとサツキとメイは気にしていない。
そういうものだと思っている。

この夜のシーン、いいなあと思って。

雨戸が開いていて
外と中の区切りがない感じ。
なんなら、虫も入ってきている。
自然と一体になっている感じ。
自然の中に住まわせてもらっている感じ。

これから住む家は
そんな過ごし方ができそうで
今から楽しみです。

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