「窯、大きいね〜!」
インスタを見てくれている実家の母と昨日電話したときに、母に言われたこと。
私の薪窯は縦2000mm、横2320mm、奥行き3000mmです。
1キロのカンパーニュが一度に約25個焼けます。
なぜこのサイズにしたのか。
今日は窯のサイズについて書きたいと思います。
窯のサイズ=どんな生き方をしたいか、につながります。ちょっと話が壮大なのですが。
昨年学んでいた「ドリアンパン学校」は、ちょっと変わった?パン学校で、パンの作り方以外にも、潜在意識や時間の使い方、お金、東洋医学などを学ぶ人生の学校のような場所でした。
1年を通して「自分にぴったりの生き方は何か」を考えてきました。
だから、窯のサイズを決めるときも、「自分はどんな生き方をしたいか」から逆算します。
まずは、「生活していくために必要なコストを計算し、パンを何個焼けばよいか」を考える。
(パンだけで生計を立てるのか、共働きなのかなどによっても必要なパンの数は変わってきます。)
次に「何日かけて焼くか」を考える。
例えば「1週間に100個パンを焼く」場合も何通りかあります。一度に50個焼ける窯を作れば、
「1日に2回、50個ずつ焼く」ことも「2日かけて50個ずつ焼く」こともできます。
どんな時間の使い方をしたいかによって窯の大きさが変わってくるということです。
私の場合も、一ヶ月に焼くパンの数→一週間に焼くパンの数→何日パンを焼くか→一度に何個焼ければよいか、を考えて、今の窯のサイズになりました。
(今のところ、週3日パンを焼く予定でいます。)
余談ですが……、25個焼ける窯を作っても最初から25個焼ける訳ではありません。
最初に強い火力で薪を燃やしすぎると窯が壊れてしまうので、じっくり火を入れて、窯を温めて
半年〜1年かけて少しずつ焼けるパンの数を増やしていきます。
あと余談ついでにもう一つ、これは自分でも不思議なのですが、窯を作っていて「大きいな〜」と感じるときと「小さいな〜」と感じるときがあります。作業が難しいときと簡単なときの違いかなと思ってみたり、そんな単純なことでもないかと思ってみたり。同じものを見ているのに不思議です。
以上、窯のサイズのお話でした。
今日もいい一日になりますように。
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