パンの学校の授業第4回は「お金について」だった。
その中で、「0からものづくりをする人」の大切さについての話があった。
今、バーチャルなものは増えているがリアルなものは増えていないので価値を増している、という話。農家、漁師、家具職人、麦からパンをつくるパン職人など……。
田村校長は「地に足のついたものづくりの人があふれる社会を作らないといけない」と仰っていた。
そんな授業を聞いたあと、たまたま知り合いのデザイナーのKさんと食事した。
ものづくりの話について盛り上がり、Kさんは「ものづくりをする人へのリスペクトの大切さ」について話をしてくれた。
ヨーロッパは、ものを作ってくれる人へのリスペクトがある。
ものづくりしてくれる人がいて、自分たちはものを手にできる。
どれだけお金があっても、ものを作ってくれる人がいないと手にできない。
荒れた海に出て漁をしてくれる人がいるから魚を食べられる。
ものづくりへのリスペクトを自分たちは持てているか。という話。
そして、単にものづくりする人を拝むだけではなく、ものづくりする人の力を引き出すのがデザイナーの仕事だ、そんな話をKさんはしてくれた。
「ものづくりに対するリスペクト」。自分は持っているだろうか。
普段使っている食器、パソコン、歯ブラシ、服、靴……・
すべて誰かが作ってくれている。
当たり前のように使っているが、誰かのおかげでそのものがある。
パンの学校の授業、そしてKさんの話。
このパソコンもそう。
ものづくりって身近な話で、すべて誰かのおかげで生活できているということを考えた今日だった。
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