私にとっての師匠

前回のブログ「ウルフルズのライブに行ってきた」の続きです。

一緒に行った友人は新卒で入社した旅行会社の同期。
ライブの後に飲んでいるとき、その旅行会社の話になった。

友人は「あの頃は本当に大変だったけど、新卒で入ったのがあの会社で良かった。仕事の基礎を叩き込まれた気がする」と言っていた。私もまったく同感。

先月、パンの学校の授業の2回目「弟子の構え」のワークで、「自分にとって師匠だと思った人を思い出す」というものがあった。

私にとって「仕事の師匠」は、この旅行会社時代の上司であるFさんだ。Fさんはいつも気さくに接してくださったし、お酒好きの私と何度もお酒を共にしてくださった。

そんなFさんが口を酸っぱくして仰っていたことがある。
それは「仕事でミスをしても怒らないがそのミスをごまかしたら絶対許さない」ということ。「仕事でミスをするのは仕方ないが、そのミスを隠したりごまかしたりするようなことは絶対するな」と常におっしゃっていた。

実際に、仕事でミスをしてしまい恐る恐るFさんに報告したことがあったがまったく怒られなかった。むしろ一緒にフォローしてくださった。「Fさんがおっしゃっていたことは本当だ」と思った記憶がある。

Fさんのその教えは、その旅行会社を辞めてもずーっと根付いていて、ミスをした際は、何はともあれ正直に報告するようにしている。

ミスのこと以外にも、「体調管理をしっかりして仕事を休まない」や「遅刻はアウト」など当たり前と言えば当たり前のことを徹底的に教えていただいた。

私は基本ズボラな人間なので、Fさんに教えていただかなければ今もっと適当に仕事をしていたと思う。若くて世間知らずでチャランポランな私に仕事の基礎を教えてくだったFさんには今でもとても感謝している。

Fさん、ありがとうございました。

師匠であるFさんの教え、これからも守っていきます。

と、師匠を思い出した夜なのでした。

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