トラの穴から vol.26

「ドリアン パンの学校」のこと

昨日(7月20日)、ドリアンでの研修を終え、夜、奈良に帰ってきました。

昨日のうちにブログを書こうと思っていたのですが、
帰宅後、溜まっていた郵便物などに目を通しているうちに睡魔に襲われ……。

最終日のドリアン研修。
着火準備、一番種の仕込み、田村さんと交代で窯への薪の追加などさせていただきました。

パンを焼く「窯入れ」では、
田村さんと塚原さんの師弟コンビが交代でパンを窯に入れていく中、
私も、カンパーニュ1個、カレンツ&くるみ1個を窯入れさせていただいて。
お二人と一緒に窯入れできて、一生の思い出になりました。

焼けたパンを窯から出す「窯出し」も何個かさせていただいて。
タイムリミットがある中、塚原さんが、待てるギリギリまで私にチャレンジさせてくださいました。

4週間あっという間でした。

一番よかったことは、以前ブログにも書きましたが、2週目に塚原さんから「全然、弟子の構えができていません」と指摘していただけたこと。
そのとき言われた「細かいところができていなければ、全体で同じことはできません」が、本当にそのとおりだった、と今思うのです。

これも以前ブログに書きましたが、研修前、「できるようになることリスト」をつくって、そのリストにある作業は絶対マスターしようと意気込んでいました。
でも今思うのは、この前提自体間違っていたということ。
「リストにある作業」と意識しているということは、「リストにない作業」については、意識が薄れているということ。作業に対しての優劣が、研修前からできてしまっていたのです。

例えば、「ライ麦100」というパンの仕込みで、お手本を見せていただいたのに、後日その通りにできなかったことがありました。それは、私が「ライ麦100の仕込み」を自分のできることリストに入れてなかったから。入れていたら、「絶対マスターしよう!」とお手本を見ていたと思います。

でも、リストに入れる入れないではない。そんな区別はしない方がよい。

私に必要だったのは、自分を捨てて、教えてくださる「塚原さんをコピーすること」だけだったのです。
それだけ意識していれば、最終的には「できるようになることリスト」のことはできるようになっている。しかも最短距離で。

ドリアンパン学校の「弟子の構え」の授業で、物事を教わる際の姿勢について学んでいたはずだったのに、全然でてきていませんでした。頭でっかちになって、研修前にいろいろ考え過ぎてました。今、思えば。

2週目という早い段階で指摘していただけたので、その後、意識を変えて研修を受けることができました。

4週間ではできなかったこともありますが、できたこともたくさんあります。
薪窯でのパン作りについて不安だったことはだいぶ解消されました。

あとは自分の窯で実践あるのみです。

ドリアンで学んだことを復習し、よいパンを焼けるようにしていきます。

ドリアンの皆さん、ありがとうございました。
よい報告ができるようがんばります\(^o^)/

最後に、ブログを見て、励ましのLINEやDMをくださった方々にもとても感謝しています。
励みになりました。
ありがとうございましたm(_ _)m

4週間広島に行っている間に梅雨が明けました。
暑い日が続きますが、引き続き開業に向けて進んでいきます。

「トラの穴から」、最後までお読みいただきましてありがとうございましたm(_ _)m

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