「ナカシー、ライ麦お願いします」
「ライ麦100」の生地を混ぜるチャンスが来た。
先週やらせていただいたが「弟子の構え」ができていなかった工程。
塚原さんの動画を見直し、まとめ直し、イメトレしていた。
前回両手でやってしまった「発酵種をちぎって小さくする工程」を右手だけでやる。
すると、横で見てくださっていた塚原さんが「うん」と頷かれた。
気持ちに余裕はなかったけど、塚原さんの「うん」が聞こえて、すごくほっとした。
「これでいいんだ」と思えて捏ねを進めることができた。
そこから先、混ぜ終わるところまで一人でやらせていただいた。
まだ「考えなくても身体が勝手に動く」というところまでいけなくて
塚原さんの動画を思い出しながらの動きになったけど、
なんとか一つのことを最後まで完了できてほっとした。
で、ここから先は、仕事が終わってから思ったこと。
塚原さんの「うん」。
こんなにほっとして、安心して、うれしかった2文字は、過去思い出せない。
全身の力がふわ〜っと抜けていくような感じだった。
(生地を混ぜているので抜けないけど)
「うん」って、わざわざ口に出す必要はないかもしれないけど
敢えて口に出すことで、安心させてくださったのかな、と。
そういう小さな一言に塚原さんの優しさを感じる。
パン屋未経験でなかなか「弟子の構え」もできない私に、
少しの自信を与えてくださっている。
本当にありがたいなあと。
できなかったことも、復習して、丁寧に見直して、イメトレして、エアーで身体を動かして……。
できるようになる方法はある。
そう思えた今日でした。
明日は種仕込みと、パン焼きの日ですー。
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