爆発カンパーニュ

パンのこと

薪窯でパンを焼き始めた頃は
窯の温度が上がらなくて
きれいな焼色がつかないことに悩んでいた。

最近は、窯の温度が上がるようになって
焼色が付くようになって
うれしくて
どんどん温度を上げてパンを焼いてしまっていた。

写真は、少し前のカンパーニュ。
一箇所だけ爆発してしまっている。

成型の仕方か
クープの入れ方が原因だと思って
いろいろやってみたけど
なかなか改善されず。
(焼いたカンパーニュの全部がこうなる訳ではなく、一部が爆発していた)

ドリアンの塚原さんにSOSを出したら
原因をいくつか教えてくださって
その一つが
窯の温度を上げすぎていることだった。

!!!

灯台下暗し!!!

形を整えることばかりに目が行ってしまって
一番大事な窯の温度がおざなりになっていた。

確かに、パンを焼き始めた頃には
起こっていなかった現象。

そして、温度の高い窯の手前で起こっている。

次の焼成時。
窯の温度に注意を払い
適温になるまで待ってから窯入れ。

ここで「待てるか」が私の課題。
窯の温度が下がるのが怖くて
早く窯に生地を入れたくなる。

待つ。
待つ。
適温。
パンを窯に入れる。

すると……
パンの爆発は収まったのでした。

ホッ。

うまくいかないときは基本から外れている。
今回は自分の中で「窯の温度」が
勝手に除外されてしまっていた。
勝手に形をきれいに整えることだけ考えていた。

いかんいかん。

反省と備忘録を兼ねての書き残しです。

以上!

おざなりとなおざりって混同するよねー。

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