7月12日(金)
今日も朝から大雨の広島。
研修中は、毎日、「できないこと」を突きつけられる。
その度に、「私はこんなこともできないのか」と「ウッ!」となるけど、
研修は「できないこと」をはっきりさせる期間でもあると思う。
できない自分と向き合う。
でも、できない自分を否定はしない。
ただできない事実を受け入れるだけ。
この研修中にできるようになればそれに越したことはないけど、
できるようにする努力は必要だけど、
できるようにならなかったとしても、これから先、一人になったときにも
できなかったことを忘れず、できるようにしていく。
このブログは「できないこと」の記録でもあります。
記録にお付き合いくださり、ありがとうございますm(__)m
前置きが長くなりましたが。
今日わかった「できないこと」は、「同時に複数のことを考える」こと。
窯に着火し15分経ったらさらに薪を追加し、その後10分毎に薪を追加する。同時に炎を出す「グラ」の向きを変える。薪を追加し終わったらタイマーを10分セットして次に備える。
今日は何度か薪を追加するチャンスをいただいて、その後タイマーもセットする担当だったが2回もセットし忘れてしまった。
薪を追加するときは、それまで別の作業(洗い物や、「ライ麦100」の型入れなど)をしていても、タイマーが鳴ったら作業を中断して窯に向かう。
薪を追加し終わったら、本来はすぐタイマーを押さないといけないところ、元の作業に戻ろうとしてしまう。
「薪追加したぞ!さ、元の作業に戻るぞ!」と。
頭が一つのことしか考えられていない状態。
ドリアンでは、窯を燃やしつつ、仕込みなど別の作業も同時進行でやらなければいけない。
それが、今の私の頭は、「薪!」「洗い物!」「ライ麦の型入れ!」と目の前のこと一つしか見えない。
「今、◯◯をやっているけど、窯は▢▢な状態で次は△△する」と考えることができない。
これが今日わかった今の私が「できないこと」。
明日は、今自分がやっていること以外の状況にも目と気を向ける。
今日やったこと
- 着火準備
- 仕込みの際、ミキサーに粉を入れる
- 仕込みの際、ミキサーに水を入れる
- 「ライ麦100」型入れ
- ミキサーから番重への生地出し
- 番重からの生地出し
- 分割
- 窯入れ(ブリオッシュ4個くらい)
- 掃除
「ミキサーから番重への生地出し」は、「左右の手の動き」、「1回に3キロ取る」を意識したら、3キロ近く取れる回数が増えた。
昨日の夜、塚原さんが以前生地出しされた動画をスローで見ていたら、ミキサーに対する身体の向きも私と違うことがわかった。そこも変えてみたら、それまでより多く取れるようになった。
今日は、カンパーニュ、ブロン、ブリオッシュなどいろいろな生地の分割(生地を数百グラムずつ分けること)をやらせていただいた。
分割した生地を、塚原さんと宮川さんが成型していく。
成型する人を待たせないように、分割も手早くやらなければいけない。
はかりに乗せたとき、ピタッと規定のグラム数になればいいけど、オーバー気味になる私の分割。
オーバーしたら少し生地を減らす。
手数が増える=遅くなる。
「あ”ーーーーー」(心の声)
塚原さんがコツを教えてくださる。
それをやってみる。
背中にじんわり汗をかきながら、なんとか分割が終了した。
ほっ!
昨日までは「分割する」ことが目標だったけど、今日は全神経を集中させてスピードに乗せて、くらいついていく感じだった
何分やってたかはわかりませんが、チャンスをくださってありがたかったです。
明日は研修3週目の最終日。
今自分がやっていること以外の状況にも目と気を向けていきます。
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