「全然『弟子の構え』ができてないです。細かいところができていなければ、全体で同じことはできません。」
朝から塚原さんに指摘された。
「弟子の構え」とは、何かを教わるときの姿勢のこと。
今朝は、服のホコリを取るコロコロの戻し方や、「ライ麦100」を仕込んだボウルに被せるビニル袋の折り方、戻し方が間違っていた。
さらに、「ライ麦100」の仕込みの際、「明日やってもらうんで今日は見ていてください。(前回私がやった時)違うところが結構あったんで」と言われた。
そこから、塚原さんの仕込みを見させてもらう。
「ライ麦100」は手捏ねで、最初に種を指でちぎって小さくするのだが、そのやり方がすでに違った。
前回私がやったときは、種を両手でちぎりながら入れてしまっていたけど、塚原さんは右手だけで絞り出すようにやっていた。
先週、見学初日に塚原さんの動きを見て書いた私のメモには「ジャガ(種)をつぶしながら入れる」とだけ書いてあって、「どのように」が書いてなかった。
恥ずかしかった。
見学して、メモして、別のノートにまとめて、頭に入ったつもりでいたけど、全然できていない。
先週、いくつかの作業をやらせてもらったけど、それで、塚原さんは私がどれだけ「弟子の構え」を取れているかチェックされていた。
そして、今日、「弟子の構え」が取れてないと指摘してくださった。
なぜ弟子の構えが取れていないか。
今回の研修に対する真剣さが足りないのだと思う。
「塚原さんの動きをコピーして帰ろう」という真剣さ。
どこかで「パンを作れるようになればいい」と考えている甘さ。
塚原さんはそれをすべてお見通しで、指摘してくださった。
一ヶ月しかないのにこんなことでいいのか。
パン学校の授業「弟子の構え」の回を見直す。
研修に来る前に、パン学校同期のとんちゃんが送ってくれた「うけたもう」のコツを見直す。「自分をなくしてすべて完コピ」。
まだまだ自分を捨てきれてない。
完コピできていない。
研修2週目で指摘していただけてよかった。
「自分を捨てて完コピ」。明日からの最重要テーマ。
塚原さんの動画を見直して明日に備えます。
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