パン屋になってよかった

パンのこと

昨日は、「そにのわマルシェ」と「ハラペコ里の市」の2会場でパンを販売させていただきました。
寒い中、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
@peko_satonoichi
@soninowa.kitchen_katte

ハラペコ里の市では、くじびきもあって終始にぎやか。たくさんの笑顔に出会えた一日でした。

その中で、奈良からわざわざ来てくださった方に、こんなお声をいただきました。

「腸が弱くて普通のパンはあまり食べられないんだけど、ここのパンなら食べられるかもって知り合いに教えてもらって」

涙が出そうでした。

そんなふうにパンを必要としてくださることが本当にうれしくて。
パン屋になってよかったと思いました。

「むらのパン もりたに」のパンは、
乳酸発酵させてつくっているので、発酵の過程で乳酸菌がグルテンを部分的に分解しお腹にやさしいパンに仕上がります。

私自身、ほぼ毎日自分の焼いたパンを食べていますがお腹が張ることはないですし、お客様には「パンを食べるとお通じがよくなる」と言っていただくこともあります。

もちろんこれは私が発明した製法ではなく、昔々からあるパンの作り方。
先人の知恵が詰まった製法です。
私はそれをなぞっているだけ。再現しているだけです。

かたくて大きくて酸っぱくて。
いわゆる「普通のパン」ではないのですが、そのパンを必要としてくださる方がいらっしゃることが本当にうれしかったのです。

お客様のお口に合ったかどうかはわかりませんが、声をかけていただいたことだけで、十分にしあわせな出来事でした。

これからも必要としてくださる方のために
しっかりとパンを焼いていきたいと思います。

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