土偶の手足は里芋だった

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今日はちょっと最近読んだ本の話を。

『土偶を読む』

小学生か中学生の頃「土偶は女性をかたどっている」「妊娠した女性をモチーフにしている」と教わって、土偶とはそういうものだと思っていた。だって教科書に書いてあることだから。

が、その定説が覆るとしたら……。

著者は「土偶は植物の姿をかたどっているのではないか」と仮説を立て、それを裏付ける証拠を集めていく。

ページをめくった瞬間現れる、植物と土偶の対比写真。
よくよく見ると、植物の特徴が土偶に緻密に反映されている。

土偶の外観だけでなく、実際に出土したエリアでその植物が育ち、食されていたかも調査し、裏付けを強めていく。

「土偶は植物をかたどっている」という仮定が、一つひとつ集まるによって確信に変わっていく。まるで東野圭吾の小説を読んでいるかのようだった。
まさか、土偶の本でページをめくるドキドキを味わうとはな〜。

「なんでも疑ってみる」というと言葉は悪いけど、教科書がすべて正しいわけでもなく
「本当にそうなのか?」と自分で考えることも大事だなと思ったり。

でもそんなことは置いておいて、純粋に、謎が解けたスッキリ感(私が解いたのではないけど)に浸れる本でした。

もしこの投稿を読んで本を読んでくださる方がいたら、感想を聞きたいなーと思って投稿してみました。もしくは既に読まれた方がいたら、ぜひ感想教えてください。

以上!

急に本の紹介でした〜。冬は読書に向いてますね。

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